新環境のリミテッド アヴァシンの帰還
2012年5月1日 TCG全般シールドを3回、4ドラを1回やった現在での環境理解です。
ドラフト前提で書きます。
戦略の一例
○ 赤緑結魂ビート
○ 白がらみ天使コントロール
○ 明滅コントロール
まずはじめに、アヴァシンの帰還のリミテッドはレアゲーです。
忌むべき者のかがり火、天使への願いなどの攻撃的な奇跡、
シガルダ、ギセラ、アヴァシンなどの強力天使、
これらが一度その猛威をふるいはじめれば、詰みに近い。
それはこれらのカードに対処できるカードが圧倒的に限られており、コモンなどで安く対抗できるのは、除去耐性を持たないクリーチャー(ギセラやウルフィーの銀心)くらいだからです。
さらに今回、インスタントタイミングの明滅や結魂による呪禁も存在するため、これらのクリーチャーに対処することはとてもむずかしいと言わざるを得ません。
それ以上に厄介なのが赤白の神話奇跡で、これらは事故です。アドバンテージやライフレースというものを踏みにじるようなカードなので、私はこれらを打たれたら奇跡の瞬間に立ち会えたことに感謝することにしています 笑
冗談はこのくらいにして、ドラフトでのアーキタイプについて考えてみましょう。
○ 赤緑結魂ビート
一枚一枚のカードはほとんどコモン、アンコなどで構成されますが、おそらくかなりの人気を博するアーキタイプなので、コモンなのに全然回ってこない! ということがあるやもしれません。
このアーキタイプに使われるカードは、一枚ずつではたいして強くないものも多いため、実践では相打ち上等ブロックにも負けないくらい展開できるだけのリソースが必要です。
しかし皆が数を集めようとすれば必然的に優良クリーチャーは各々の手にちらばるため、デッキに入れられるか微妙なラインのカードが増えるかもしれません。そうなったときは弱いです。1回だけやった4ドラで経験しました 笑
ネガティブな要素ばかり述べてしまいましたが、みんなが殺到するくらいのデッキパワーはあります。3T目に3/3速攻が二体で殴ってくるとか、4/2トランプルが殴って来てと3/3が控えているとか、こういったことがぶんまわりでなく起きるくらいに、うまく組めたときの結魂は強いです。
しかも結魂クリーチャーさえ除去されなければ、たとえ相方がいなくなっても延々と展開し結魂できるため、除去の薄い白、青などを相手取るときには一方的に殴りつづける展開も。吠え霊や流城の継承者など、回避能力持ちをフィニッシャーにどうぞ。
○ 白がらみコントロール
優秀な白の高マナ域につなげるため、序盤から中盤は青や黒で盤面をコントロールするタイプ。ちなみに青や黒にも爆弾レアがあるので、それらにつなげるパターンももちろんあり。ちなみに緑にはビヒモスが。
ただでさえ面倒な飛行ファッティ、それらがライフゲインだとか、攻撃するたびパワーアップだとか、十分ゲームを終わらせる力を持ったカードたちばかりです。しかも白がらみならば明滅もできるため、相手の除去から確実に身を守ることもでき、優秀です。
問題はそれらの天使につなげるまでの展開。
そもそも低マナ域(1~3マナ)のクリーチャーが薄いため、このあたりは他の色が必要です。
そこで有用なのがコントロール力の高い青、黒。あるいは緑の優秀なクリーチャー。
クリーチャーに頼らない戦略も考えられます。悪寒、牙抜きあたりで時間を稼ぐもよし、火柱、死の風などの優良除去で根本的に1対1交換をとってしまうのもいいでしょう。
とにかく、優秀な天使が場に出てしまえば、大抵のデッキはかしずく以外にできることはありません。刃の籠手などで警戒を付与するなどすれば、勝利は目前です。
○ 明滅コントロール
アヴァシンの帰還でフィーチャーされる能力の一、明滅。
私はこの能力にかなりの可能性を感じています。
というのも、リミテッドでの基本戦略は"殴り合い"であり、明滅はその"殴り合い"を無力化せしめることができるからです。
ひとたびブロックが成立すれば、後は明滅するだけで相手の攻撃はなかったことになります。
が、ここに一つの問題が浮上します。大抵の場合、雲隠れや幽霊のゆらめきなど明滅を起こすための呪文は一度限りの使い捨てであり、カードアドヴァンテージをひとつ失っていることです。
それを解決してくれるのが"戦場に出たとき"に誘発する能力を持つクリーチャー、いわゆるCIP能力持ちクリーチャー、187クリーチャーです。
青には霧鴉、グリフの先兵。白は劣りますが、ミッドヴァストの守護者、州民の声。緑の国境地帯のレインジャーは多色デッキのお供に。黒なら、"不死"クリーチャーを再利用することができ、終盤の展開につながります。
"明滅"はメインにすえるには器用貧乏のような感も否めませんが、とにかくこれといった対策がないために優秀だと考えています。
その理由は能動的なインスタント除去が環境にほとんど存在しないためで、換言すれば、"明滅"させる効果にスタックされて、"明滅"されるクリーチャーを除去される可能性が薄いということです。
"明滅"させている間に、回避能力持ちで殴り勝つもよし、ライブラリーアウトさせてしまうもよし。あるいは爆弾レアまでの時間を稼ぐこともできます。
余談ですが、ネファリアの密輸人と霧鴉、グリフィンの先兵との組み合わせは凶悪の一言です。
ドラフト前提で書きます。
戦略の一例
○ 赤緑結魂ビート
○ 白がらみ天使コントロール
○ 明滅コントロール
まずはじめに、アヴァシンの帰還のリミテッドはレアゲーです。
忌むべき者のかがり火、天使への願いなどの攻撃的な奇跡、
シガルダ、ギセラ、アヴァシンなどの強力天使、
これらが一度その猛威をふるいはじめれば、詰みに近い。
それはこれらのカードに対処できるカードが圧倒的に限られており、コモンなどで安く対抗できるのは、除去耐性を持たないクリーチャー(ギセラやウルフィーの銀心)くらいだからです。
さらに今回、インスタントタイミングの明滅や結魂による呪禁も存在するため、これらのクリーチャーに対処することはとてもむずかしいと言わざるを得ません。
それ以上に厄介なのが赤白の神話奇跡で、これらは事故です。アドバンテージやライフレースというものを踏みにじるようなカードなので、私はこれらを打たれたら奇跡の瞬間に立ち会えたことに感謝することにしています 笑
冗談はこのくらいにして、ドラフトでのアーキタイプについて考えてみましょう。
○ 赤緑結魂ビート
一枚一枚のカードはほとんどコモン、アンコなどで構成されますが、おそらくかなりの人気を博するアーキタイプなので、コモンなのに全然回ってこない! ということがあるやもしれません。
このアーキタイプに使われるカードは、一枚ずつではたいして強くないものも多いため、実践では相打ち上等ブロックにも負けないくらい展開できるだけのリソースが必要です。
しかし皆が数を集めようとすれば必然的に優良クリーチャーは各々の手にちらばるため、デッキに入れられるか微妙なラインのカードが増えるかもしれません。そうなったときは弱いです。1回だけやった4ドラで経験しました 笑
ネガティブな要素ばかり述べてしまいましたが、みんなが殺到するくらいのデッキパワーはあります。3T目に3/3速攻が二体で殴ってくるとか、4/2トランプルが殴って来てと3/3が控えているとか、こういったことがぶんまわりでなく起きるくらいに、うまく組めたときの結魂は強いです。
しかも結魂クリーチャーさえ除去されなければ、たとえ相方がいなくなっても延々と展開し結魂できるため、除去の薄い白、青などを相手取るときには一方的に殴りつづける展開も。吠え霊や流城の継承者など、回避能力持ちをフィニッシャーにどうぞ。
○ 白がらみコントロール
優秀な白の高マナ域につなげるため、序盤から中盤は青や黒で盤面をコントロールするタイプ。ちなみに青や黒にも爆弾レアがあるので、それらにつなげるパターンももちろんあり。ちなみに緑にはビヒモスが。
ただでさえ面倒な飛行ファッティ、それらがライフゲインだとか、攻撃するたびパワーアップだとか、十分ゲームを終わらせる力を持ったカードたちばかりです。しかも白がらみならば明滅もできるため、相手の除去から確実に身を守ることもでき、優秀です。
問題はそれらの天使につなげるまでの展開。
そもそも低マナ域(1~3マナ)のクリーチャーが薄いため、このあたりは他の色が必要です。
そこで有用なのがコントロール力の高い青、黒。あるいは緑の優秀なクリーチャー。
クリーチャーに頼らない戦略も考えられます。悪寒、牙抜きあたりで時間を稼ぐもよし、火柱、死の風などの優良除去で根本的に1対1交換をとってしまうのもいいでしょう。
とにかく、優秀な天使が場に出てしまえば、大抵のデッキはかしずく以外にできることはありません。刃の籠手などで警戒を付与するなどすれば、勝利は目前です。
○ 明滅コントロール
アヴァシンの帰還でフィーチャーされる能力の一、明滅。
私はこの能力にかなりの可能性を感じています。
というのも、リミテッドでの基本戦略は"殴り合い"であり、明滅はその"殴り合い"を無力化せしめることができるからです。
ひとたびブロックが成立すれば、後は明滅するだけで相手の攻撃はなかったことになります。
が、ここに一つの問題が浮上します。大抵の場合、雲隠れや幽霊のゆらめきなど明滅を起こすための呪文は一度限りの使い捨てであり、カードアドヴァンテージをひとつ失っていることです。
それを解決してくれるのが"戦場に出たとき"に誘発する能力を持つクリーチャー、いわゆるCIP能力持ちクリーチャー、187クリーチャーです。
青には霧鴉、グリフの先兵。白は劣りますが、ミッドヴァストの守護者、州民の声。緑の国境地帯のレインジャーは多色デッキのお供に。黒なら、"不死"クリーチャーを再利用することができ、終盤の展開につながります。
"明滅"はメインにすえるには器用貧乏のような感も否めませんが、とにかくこれといった対策がないために優秀だと考えています。
その理由は能動的なインスタント除去が環境にほとんど存在しないためで、換言すれば、"明滅"させる効果にスタックされて、"明滅"されるクリーチャーを除去される可能性が薄いということです。
"明滅"させている間に、回避能力持ちで殴り勝つもよし、ライブラリーアウトさせてしまうもよし。あるいは爆弾レアまでの時間を稼ぐこともできます。
余談ですが、ネファリアの密輸人と霧鴉、グリフィンの先兵との組み合わせは凶悪の一言です。
コメント